指導の重点

 

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1.各教科・道徳・特別活動

ア.各教科

i. 新学習指導資料に示されている思考力・判断力・表現力等を育む観点から、言語力の向上を一層図る。各教科においては記録、要約、説明、論述などの学習活動に積極的に取り組ませる。

ii. 「授業改善推進プラン」に則り、教材等の精選を図りながら指導の重点をより明確にし、生徒の興味・関心を喚起しつつ、国語、英語における音読・暗記・暗唱、社会、理科における作業的学習、数学における反復学習など各教科の特性に基づいた、基礎的・基本的な知識・技能を体験的に習得することを推進する。

iii. 社会、理科、実技教科を中心に実生活に関連した体験的な学習や問題解決的な学習を意識して取り入れ、体験から感じ取ったことを表現したり、概念・法則・意図などを解釈し、説明したり活用したりすることにより、思考力、判断力、表現力の育成を図る。

iv. 個別指導やグループ別指導、繰り返し指導など、学年・学級の状況に応じた指導方法の工夫・改善により分かる喜びを実感させる。また、定期テスト前後には学習相談、補充学習を実施するなど、基礎・基本を確実に習得する機会を設ける。

v. 学習内容の習得は学校での授業と家庭学習の両方が共に必要であるという考えのもとに、家庭との連携を図りながら、学習の方法を明示した宿題や予習・復習などの学習課題を適切に課し、授業と一体となった学習習慣の確立を図る。

vi. コンピュータ教材、インターネットの効果的な授業への活用などICT機器を有効に授業で利用していくための指導方法を工夫すると同時に、生徒が情報モラルを身に付け、コンピュータを適切に活用できるようにする。

イ.道徳

i. 学校における具体的な生活の中で、豊かな心をもち、人間としての生き方の自覚を促し、道徳性を育成するよう、全体計画に基づき、意図的、計画的に道徳教育を推進する。

ii. 道徳教育の要として位置づける道徳の時間については、道徳的価値の自覚を深めさせる時間としての授業の工夫・指導の改善に努め、一人一人の生き方を考えさせる。

iii. 地域の実態を踏まえた体験的な活動の実施や魅力ある教材の確保・開発に努めると同時に、地域とのかかわりの中で礼儀や思いやりの心を育て、実践する態度を育てる。

iv. 「道徳の授業公開と地域懇談会」が保護者・地域と連携した道徳教育の場となるよう、学年ごとに「思いやり」「自主・自律」等重点指導項目と関連したテーマで充実を図る。

ウ.総合的な学習の時間

i. 生徒の発想やものの見方、考え方を尊重し、学び方そのものを学ぶことを重視しながら、様々な事柄や現象への興味・関心を広げ、主体的な学習態度の育成に努める。

ii. 個々の課題を追求し、自己実現に向けて生きようとする積極的な姿勢を育てる中で、観察・実験やレポートの作成、論述などの体験的な学習や知識・技能の活用を図る学習活動を取り入れる。

iii. 第1学年では特に新潟県松之山地区で行われるセカンドスクールでの活動をとおして、社会、自然、環境等についての学びの中から、自分たちがよりよく生きるためのできることを考え、発表させる。

エ.特別活動

i. 一人一人の生徒が自己実現できるような機会と場を可能な限り広げていく配慮の下に、生徒会活動、体育的行事、学芸的行事等を計画し、人との望ましい関わり方を体得させるとともに、生活上の諸問題の解決に努め、自己の能力を生かす姿勢と態度を養う。

ii. 学級活動・生徒会活動を通して、進んで意見交換・意見表明をし、学級や学校生活の充実と向上を図り、よりよい学校を目指す態度を育てる。

iii. 学校における多様な集団の生活に適応させ、集団の一員としての立場と責任を自覚し、協調性や自治の意識、よりよい集団を築こうとする自主的、実践的な態度を育てる。

iv. 大掃除や花壇整備、落ち葉掃きなど、学校の環境整備に生徒自身が積極的に関わり、資源やゴミ問題等への課題意識を深めたり、生徒会活動として積極的に取り組む態度を育てる。

2.特色ある教育活動

i. 第二中学校と併設されているこぶし学級との連携・交流を深め、特別な教育的支援が必要な生徒の把握と支援に努めると同時に、教員の研修、保護者への啓発を推進する。また、23年度中に同一校舎内にこぶし学級が移転することを踏まえ、これまでとは違う生徒への啓発、交流を考えていく。

ii. 体力の向上と健康の増進を図るため、体育科と連携して1、2年生のマラソン大会を実施する。体育の時間での長距離の取り組みのほか、大会前には当該学年でも朝始業前などの時間を利用して練習に取り組むように働きかけ、マラソン嫌いをなくし、完走できる体力を養うと同時にマラソンへの関心を高める。

iii. 中学生は学区の防災活動の重要な担い手の一人であるという考えのもとに、地域と一体になった防災教育を進めていく。特に、住宅地である本校の回りには昼間勤めに出ている大人も多い現状から、市の防災計画に沿って中学生が援助できる活動を考え、関係諸機関と連携した訓練を毎年積み重ねていく。

3.生徒指導・進路指導

ア.生活指導

i. 生徒の意識調査を活用し、生徒一人一人の生活習慣の改善を働きかける。また、学習生活の基本となるチャイム着席や昼休みの過ごし方、清掃活動等の約束事や挨拶を全職員の共通理解の下に基本的生活習慣の定着を図る。また、集団で生活するための規範意識の醸成を進め、社会性を高め、規律を尊重して、進んで物事に取り組む生徒を育てる。

ii. 生徒一人一人の理解を深めるために教育相談的活動を重視し、スクールカウンセラーや教育支援センター、その他の関係諸機関との綿密な連携を図りながら共に解決策を探っていく。また、ふれあい月間などのいじめの問題や不登校などの指導の重点時期と合わせて教員の啓発活動を進め、生徒理解と同様に組織的な生活指導に努める。

iii. 学校だよりや保護者会等の広報活動を通じて家庭や地域社会と連携を深めるとともに、生徒会を中心とした小学校訪問による小中の交流や夏休みのジャンボリー、正月のどんど焼き等の地域行事・地域活動への積極的な参加を促し、生徒の健全育成に努める。

iv. 1年生に対して外部機関と連携した「薬物乱用防止教室」、「セーフティ教室」を開くと同時に、全校生徒に対して今日的な問題として情報モラル教育を推進し、生徒の非行防止や犯罪被害防止に努める。また、地域や小学校との連携、情報交換活動を重視しながら、いじめのない学校づくりを推進する。

v. 特別支援教育に関しては校内委員会の充実に努め、個別指導計画に基づいた指導を推進するとともに、保護者や関係諸機関と連携を図るため個別の教育支援計画を作成し、支援を進めていく。

イ.進路指導

i. 生徒が自己の将来に夢や希望を抱き、その夢に向かって意欲的かつ主体的に生きていくことが進路学習の根本であるという考えのもとに、自己を生かす個性や能力の発見に努め、3年間を見通した進路学習をとおして将来の生き方考えと進路の適切な選択能力を養う。

ii. 1年生では職業調べ、自己の適性を考える学習をハローワークなどの外部機関とも連携し、広く職業と自己の適性を考えさせる。2年生では職場体験を通して、働くことの意義や自己の生き方を考えさせる。3年生では上級学校訪問を実施し、自分にとって必要な情報を選択し、考える力を伸ばす。このことにより3年間を見通した進路学習を推進する。

iii. 進路指導室の活用や面談などの個別指導を通して進路情報を提供するとともに、ガイダンス機能の一層の充実を図り、生徒の主体的な進路選択に役立てる。また、学年ごとの進路指導計画に基づき、将来に向けての望ましい勤労観・職業観を身につけさせる。

 

 

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更新日:2017年11月10日 14:32:25